不飽和脂肪酸

体内で合成できないアラキドン酸

脂肪のとりすぎはよくない、これはある程度の年齢になると、コレステロール過多だとか、血中脂肪が多いなど健康診断の結果などから理解し、普段の食事に気を配る様になっていきます。
でも、脂の量には注目していても、脂の質についてはどうでしょう?脂にも体に必要なものがあり、その一つが必須脂肪酸となる多価不飽和脂肪酸のアラキドン酸です。

脂質というのは人が生活を送る上で欠かすことのできない必須栄養素であり、エネルギーの源です。
また脂質は細胞膜などの大切な構成成分でもあるので、時に悪者とされてしまう脂質も、体に必要な摂取の仕方をきちんと知っておく必要があります。
人の体の中で重要な栄養素であり必須とされている脂質ですが、体内で合成できるものと合成できないものがあります。
合成できないものについて、必須脂肪酸といういい方があり、食品などからうまく摂取していく必要があるのです。

体内で合成できない必須脂肪酸については、アラキドン酸、リノレン酸、ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸、リノール酸があります。
体内で合成できない多価不飽和脂肪酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸などは、食品によって摂取していく必要があり、そのため、必須脂肪酸の中でも重要といわれるのです。

特にアラキドン酸は細胞膜構成成分として重要であることが研究によって判明していて、この成分が不足してしまうと様々な体の不調などが起きるといわれています。
物忘れなどもこの成分の極端な不足によって神経細胞の伝達がうまくいかずひどくなるのでは?という事も言われており、この成分の摂取が健康に生きていくために必要不可欠であるとされているのです。

脳の海馬と呼ばれる記憶、学習をつかさどる部分で、年齢が高くなるほどアラキドン酸の量が減少しているという事もわかっています。
赤血球中のアラキドン酸濃度が減少しているという傾向もみられるため、高齢とアラキドン酸濃度の関係をよく理解し、食事やサプリメントなどを併用し、体内で合成できないアラキドン酸を効率よく摂取することが望まれるのです。


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